H3C iMC WSM

有線および無線の統合管理

WSMは、AC、fit APs、 fat AP、及びワイヤレス クライアントの集中管理を提供し、様々なビューでデバイスと実行情報を表示できるようにし、各ビューでデバイスのグループ化をサポートしてデバイス管理を支援します。

WLAN マネージャーの概要

保守の可視化

WSMは、オンライン クライアント数、AP数、データ トラフィック、クライアント ベンダーの分布、クライアントの場所等のWLAN 統計を表示するダッシュボード機能を提供し、ネットワークを視覚的に把握してメンテナンスを容易にします。

保守の見える化

デスクトップビュー

デスクトップ ビューを使用すると、よく使用する機能をアプリケーションとしてデスクトップに追加し、クリックするだけでその機能にアクセスできるようになります。

デスクトップ ビュー

多様化したトポロジー管理

WSMは、ネットワーク状態、デバイスとリンクのステータス、アラーム ステータスの概要を簡単に把握できるように、次のトポロジ＾を提供します。

ワイヤレス デバイス トポロジー： WSM 内のすべての AC および fat AP を表示します。トポロジ内の AC またはfat AP をダブルクリックすると、その情報が表示されます。

ロケーション ビュー トポロジ ―：AP および関連するクライアントに関する情報をロケーション ビューで表示します。

カスタム ビュー トポロジ - 特定の AC によって管理されている fit AP と関連クライアントをカスタム ビューで表示します。

統合トポロジー：ネットワーク内の無線および有線デバイスとその接続を表示します。

これらのトポロジーを使用すると、ネットワーク設定に従って WSM にデバイスを展開し、実際の状態をシミュレートできます。

無線デバイスのトポロジー

ビーコン管理

モニタリングと一括ビーコン設定を通じて、バッテリー残量、MACアドレス、関連する APなどのビーコン情報を表示し、UUID、メジャー ID、マイナー ID を設定できます。

ビーコン管理

クライアントの監視とローミング監査

WSMはクライアントのローミングを記録し、MAC アドレス、信号強度、オンライン期間、送信電力セット、ネゴシエートされた電力セット、RSSI、SSID、チャネル、接続AC、接続AP、ローミング記録などのクライアント情報を表示できるようにします。これにより、クライアントの動きを監査できます。

オンライン顧客リスト

RFヒートマップ

WSMは、ネットワークのセットアップ前にWLAN設計を検証する為に、ロケーション ビューで RF ヒートマップを提供します。

ヒートマップでは、信号強度、レート、チャネルなどのワイヤレス構成を設定し、実際の状況に応じて障害物を描画して、ワイヤレス カバレッジが期待どおりかどうかを確認できます。

ワイヤレスのカバー範囲

WSMは手動と自動の両方のネットワーク設計を可能にし、AP 計算ツールを提供します。

ネットワークに必要な AP数を決定するのに役立ちます。

AP 計算ツール

スペクトル解析とスペクトルガード

スペクトル分析では、2.4GHzおよび 5 GHz の周波数帯域をスキャンして干渉と影響を受けるチャネルを検出し、ワイヤレス スペクトル パフォーマンスとWLANセキュリティを判断できるようにリアルタイムのスペクトル分析データを記録します。

スペクトラム ガードは、履歴データを含むスペクトラム解析データを、チャネル使用状況、チャネル品質、干渉強度、FFT、FFT デューティ サイクル、スイープ スペクトログラム グラフなどのグラフやチャートに要約して表示し、そのデータに基づいてスペクトラム ガードを自動的に実行します。無線設定を調整して、最適なワイヤレスパフォーマンスを確保します。

必要に応じて、干渉デバイスと AP チャネル品質情報をフィルタリングできます。

干渉デバイス

ワイヤレスロケーションとGISビュー

ワイヤレス ロケーションにより、オンライン クライアント、不正クライアント、不正AP、及び iNodeクライアントが特定されます。

ロケーション ビューのホットスポットをマップに関連付けるGIS ビューと併用すると、デバイスの物理的な位置を簡単に特定できます。

顧客ポジションの分布

クライアント検索履歴

PoE管理

WSMは APアクセス ポート管理機能を提供し、APをアップリンク デバイスに直接または間接的に接続するAPアクセスポートを表示できます。PoE 対応APアクセス ポートの場合、PoE機能を有効または無効にして、APのコールド スタートまたはシャットダウンをリモートで実行できます。

APアクセスポート

グリーンデザイン

WSM のエネルギー ポリシー管理を使用すると、エネルギー節約の為にワイヤレス デバイスにポリシーを適用できます。

エネルギー ポリシーは次の操作を実行できます。

AP またはその無線のスケジュールされた起動およびシャットダウン。

AP送信電力の自動調整。

SSIDのスケジュール有効化・無効化。

エネルギーポリシー

プライマリおよびセカンダリ AC 管理

WSMはプライマリ/セカンダリ ACメカニズムを使用して高可用性を保証し、ネットワーク性能分析中にプライマリACとセカンダリーAC の両方が考慮されて分析精度が向上します。APとプライマリおよびセカンダリ ACの間の接続ステータスを表示し、ACグループ化を通じてプライマリ ACとそのセカンダリACに設定を一括で展開できます。

AP テンプレートでの AC グループ化

無線侵入防止システム (WIPS)

WIPSは、ユーザー定義のセキュリティ ポリシーに基づいて、企業ネットワークとユーザーを不正なワイヤレスアクセスから保護するのに役立ちます。WSM は次の WIPS 機能を提供します。

WIPS設定。

情報検知。

セキュリティイベントの閲覧。

仮想ドメイン管理。

侵入防御ポリシーの管理。

WIPS設定

故障箇所とトラブルシューティング

WSMにはトラブルシューティング機能があり、RF ping または NQA操作を実行して、クライアント アクセスの失敗や不安定なリンク ステータスのトラブルシューティングを行うことができます。　　さらに、トラブルシューティングページでスペクトル分析データを表示したり、WLANトラブルシューティング レポートをエクスポートして、WLAN内の問題を特定したりできます。

サードパーティ製デバイスのサポート

WSMでは、基本的なデバイスやクライアント情報の表示、グローバルAC設定の設定、グループとWLANの管理、無線パラメータの設定など、サードパーティのACを管理することができます。

3^rd Pty.のデバイス管理

無線サービスの階層管理

IMC は、WSMコンポーネントを管理するために、WSM Supervisor (WSMS) という名前の管理コンポーネントを提供します。各WSMSは、最大10個の WSMコンポーネントと最大 30,000個の APをサポートします。

WSMS管理者は、全ての下位 WSMコンポーネントのリソースをグローバルに管理したり、WSMSから下位 WSMコンポーネントにログインして管理したりできます。

WSMSを使用すると、大規模な WLANをリモートで管理し、ワイヤレス リソースを包括的に調整し、重要なサービス統計を収集し、ネットワーク全体の概要を迅速に把握できます。

WSMスーパーバイザー

ネットワーク評価

ネットワーク評価は、エリア内の APの動作ステータスとユーザー 体感を判断し、評価結果と記録に基づいてネットワークを最適化するのに役立ちます。　　

評価タスクの作成後、WSMは指定されたロケーション ビューで AP とクライアントのデータを定期的に収集します。　　

データ収集が完了すると、WSMは、事前定義された閾値に基づいて APとクライアントを評価します。　　

評価レポートを表示して、各ロケーション ビューのAP情報、APとクライアントの履歴レコード、及び評価の概要を取得できます。

ネットワーク評価レポート

ワイヤレスサービスレポート

WSMは、ネットワークを包括的に管理するのに役立つ冗長ワイヤレス サービス レポートを提供します。

階層レポート システムを通じて、サービス プロバイダー ネットワークなどの大規模な WLANのレポートを管理できます。

レポートテンプレート一覧

サービスプロバイダーのアプリケーション

サービス プロバイダー ネットワークは、AC+fit AP、又は fat AP アーキテクチャを採用できます。

次の図に示すように、AC+fit AP ネットワークでは、AC は固定 IP アドレスを使用して IMCプラットフォームに接続します。

IMCプラットフォームからACを通じてAPを管理します。

サービスプロバイダー AC+fit APネットワーク

エンタープライズネットワークアプリケーション

エンタープライズ WLAN は主に AC+fit AP アーキテクチャを採用しており、ACは固定 IPアドレスを使用し、fit AP管理のために IMCプラットフォームに接続します。

エンタープライズ AC+fit AP ネットワーク

SMBネットワークアプリケーション

SMBは主に AC+fit AP アーキテクチャを採用しており、AC は固定 IPアドレスを使用し、fit AP管理の為に IMC プラットフォームに接続します。